アダルトチルドレン(AD)のことを、子供の心を持ったまま成長した大人??このように解釈されることもありますが・・
ここでお伝えしてますアダルトチルドレンは、家族としての機能を果たしていない環境で育った結果、大人になってからも心に傷を抱えている人のことを指します。
☑︎ 身体的、精神的、性的虐待のある家庭
☑︎ アルコール依存やギャンブル依存など、依存症が居る家族
☑︎ 育児放棄(ネグレクト)
☑︎ 親が子供の世話をしない家族
☑︎ 親子の関係が逆転している家族(長女に多い)
☑︎ 両親の仲が悪く、喧嘩の多い家族
☑︎ 他人や兄弟姉妹と比較される家族
☑︎ 仕事や学歴を重要視する家族
☑︎ 行き過ぎた、厳し過ぎる躾
☑︎ 子供の人格を尊重しない家族
☑︎ 家族間の対立
☑︎ 親の感情の都合で子供を支配する家族
☑︎ 批判や否定の多い家族
☑︎ 世間体を気にして表面だけ良い家族
☑︎ 暗い雰囲気、冷たい雰囲気で暖かさが無い家族
☑︎ 家族同士のプライバシーがない家族
☑︎ 親の体が弱く、病気がちだった。または精神疾患を抱えていた。
☑︎ 親の留守が多かった家族
☑︎ 親の期待が大きく、期待に添えないと認めてもらえない家族(認められるには完璧でなければいけない)
☑︎ 条件付きの愛情(何か出来た時だけ褒めてもらえた)
このような特徴を持つ不健全な家族が背景にあるのが、機能不全家族と言います。
①自己肯定感が低い
②感情の抑圧・感情マヒ
③人からの評価が気になる
④他人の基準が自分の基準
⑤苦しいが当たり前の感覚
⑥情緒不安定になる
⑦適切な人間関係を築けない
⑧自分を認める、受け入れるが分からない
⑨自分を大切に扱う意味が分からない
これらがこじれると、本当の自分が分からなくなり、アダルトチルドレンによる生きづらさを抱え込んでいきます。
アダルトチルドレンの原因は、健全ではない家族で育った事だと言われてますが、機能不全家族に育った人々は、<自己評価が低い>という共通点があります。
その低い自己評価を高めるために、依存症の人や、問題を抱えてる人に依存し、自分の存在価値を見出そうとしていきます。
誰かに認められる自分、誰かに必要とされる自分なら価値があるという考えから
<誰かに、必要とされることを必要とする>ので、自分の事を必要としてくれる人を必死に求めていきます。
アダルトチルドレンの人は、
<誰かに必要とされることを必要とする>という思考パターンから
自己価値を見出せる相手に依存していく傾向があります。
そのような傾向から、無自覚に、自己価値を高められる相手を基準に人を好きになりやすいところがあります。
なのでカウンセリングに来られる方から・・
「なぜかいつも、問題ある男性と付き合うんです…」
「なぜかいつも、大切にしてくれない男性なのに別れられないんです…」
「本当に好きなのか?自分の気持ちがよく分からないです…」
このようなお話を伺うんですよね(^◇^;)
アダルトチルドレンの恋愛パターンとは・・
◉尽くし甲斐、お世話し甲斐のある男性に惹かれやすい(精神的に幼い、不安定…など)
◉苦しい恋愛でも我慢する自分を許す
◉好きになってくれる人が好きで、好きになって付き合った経験がない
◉ダメンズ(DV、働かない、お金にだらしない…)に惹かれやすい、好かれやすい
◉あきらかに大事に扱われない相手でも、そのことに気づかない
などがあります。
こうした恋愛にハマっていくと、もともと眠っていた恋愛依存症の症状が表面化し、恋愛依存症による苦しさも加わって、より苦しさが増していきます。
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★恋愛依存症・共依存症・アダルトチルドレンの克服に必要不可欠なインナーチャイルドの癒しについて
「恋愛や人間関係がうまくいかない…」「いつも同じようなパターンの悩みを抱えている」方は、大人になった今も、無意識に子供の頃の役割を演じ続けていることが原因かもしれません。
同じ恋愛パターンや、人間関係の問題解決に役立つ「5つの役割」ついてを下記の記事の中で説明していますので、恋愛や人間関係の流れを変えていきたい方は、ご参考くださいませ。
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