
既存のクライアントさんへ向けて書いています(*^^*)
恋愛依存・共依存、回避依存の克服に必要な「意識」です。
◆恋愛依存の克服には「感じる」力が必要不可欠!?
カウンセリングの中では、必要最低限のアドバイスしかしないのですが
(またの機会に書きますが、これにも理由があります^^)
感情を感じること
感じきることを意識してください
ということについては
何度もお伝えさせていただいてます(*^▽^*)
それは恋愛依存症、共依存症の問題問わず
心の苦痛を和らげていくには
心で味わって、感じる
という作業が重要になるからなんですね〜
なぜなら人が感じる苦しさって
「感情」から生まれているからです。
苦しい依存感情を和らげていくには
感情を感じる作業が必要不可欠なのですが
カウンセリングでお話を伺っていると
「感じる」という部分が弱くなってる方が少なくないんですよね。
感じることが弱い状態というのは
感情への質問に対して
考えや出来事
説明として返したり
感じていただく質問を投げても
「分からない」という言葉が返ってくることが多かったりするんですね。
「寂しいと思ったと思います」というのも、
考えからの感情を表現してます。
考えから感じても、
本当の意味ではスッキリはしないのですが
考えから感じてる状態とは・・
例えば…
「彼から連絡が来ないだけで見捨てられ不安が出てくるのは、私の恋愛依存が原因なのか〜」
「私の恋愛依存症の原因は、幼少期のあの出来事が関係してるのか〜」
「彼との関係がうまくいかないのは、こういう心理があるからなのか〜」
「不安になるのは、自分に自信が持てない、自己否定感が強いからか〜」
これは頭で考えて理解して、そうかそうかと分かった状態なんですよね。
(私がそうでしたが、自分の苦しさの謎が分かった時って、ちょっとスッキリするので、解決できたような気がして満足しちゃうこともあるんですよね〜^^;)
こうして頭で気づいていくことも、とても大切なことなのですが、実は依存の克服は考えて理解するだけでは進まないんです。
頭で理解する事が出来た次に
「感じる」も意識してみて欲しいのですが
例えば・・
<彼からの連絡が減った>
この出来事によって
「私は嫌われてるのかな?」
「私は見放されるのかな?」
「私はどうでもいい存在なのかな?」
こうした自動思考に対して
どんな感情が出てくるのか?
悲しいのか?寂しいのか?
思い通りにならない怒りなのか?
心の中にある感情を味わいながら、
しっくりくる感情を見つけていただきます
「寂しい…これだ!!」という感情を見つけていただけたら
さらに寂しい感情を味わってもらいながら
寂しい感情のルーツを探っていただきます。
例えば「この寂しさって、状況は違うけど、小さい時も感じてたな…。そうか、あの時の寂しさが残っているから、毎回恋愛すると同じような寂しさが出てくるのか!!」
こうした気づき方が心で感じてる状態です。
このときの感覚って、腹落ちして、頭に電気が走るような感じです(*^▽^*)
ここまで来ることができたら
今度は「寂しい」という感情を否定せずに、
自分の感情として真っ直ぐに受け取り
寂しい感情を味わいきることができたら
この苦しい寂しさは、
嘘のように消化されていきます。
苦しい寂しさが消化されることで、
寂しいと感じる場面が起こっても
気にも留めなくなったり、
自分で対処できる程度になったり
恋愛相手を変えたとしても、苦しい寂しさが繰り返される事も無くなるので
自分が本当に楽なんですよね(*^▽^*)
ですが・・
それでも感じることを避けたくなる方は、
「感じちゃいけない」という感じる自分を禁止するブロックがある可能性があります。
このブロックが出来上がった原因も幼少期にあるのですが
例えば・・
◯親のために感情を表すことを我慢した(お母さんが苦労していた為、いつもニコニコして何もないように振る舞った。私が泣くとお母さんを悲しませると思った…など)
◯親に対して泣くなどを含めた
自然感情を表現したときに、
怒られる、拒否、笑われる
◯親から特定の感情を感じることを禁止されていた
◯いつも怒ってばかりの親を見ているのが嫌だった
◯両親が感情を自然に表現しない人だった
◯自分の感情を出すと抑えが効かなくなる恐怖を感じた
こうした経験から感じる力が弱くなり、弱くなると思考が優位に働きやすくなります。
そうなると、いざ自分の感情について聞かれても
分からなかったり
感じようとしても
こわくなってしまったり
カウンセリングでは
感じることから避けようと
話の中心が出来事に寄っていく…
ということが無意識に起こります。
ですがこうした状態には「感じたくない理由」が何かしらあると思うので、私は無理にこじあけて聞き出そうとすることはしないのですが
その理由を見つけないと先に進めないので、
お話の流れから「感じちゃいけない」をテーマにカウンセリングを進め、解決していく場合もあります。
考えが優位になり過ぎてる方は、
時期を見て指摘することもありますが
なるべく自分の力で気づいていただきたいので、「私って感情と考え」どちらが多いのかなぁ〜?って確認してみてくださいね(*^^*)