恋愛依存症は、親のような「無条件で確実な愛情」を常に恋愛相手に求めています。
恋愛相手に求めてしまう原因は、幼少期の頃に、両親または養育者との適切な絆が保たれていなかったり、幼少期に見捨てられた(またはそう感じた)辛い経験があるからです。
幼少期に見捨てられたと感じた痛み、傷ついたと感じた経験が癒されないまま、その傷は放置された状態で大人に成長されてしまった為、誰かと居ても、自分と居ても安心できないとい感覚を持ってしまったのです。
でもその思いを持ったままでは辛いから、埋めてくれる誰かや、無条件の愛情を与えてくれる存在を求め、自分の低い自己肯定感や自己否定による苦痛が和らぐと無意識に誤解しているからです。
ですが幼少期の頃に、保護者から十分な愛情が満たせないと、自分を肯定する力を持つことが難しくなりますので、深い寂しさや虚しさ、孤独感を抱えることになります。
幼少期の見捨てられ不安は、大人になっても消えることはなく、恋人に見捨てられそうになると、過去に感じた感情が刺激され、怒りや悲しみ、恐怖、自己否定に襲われます。
この感覚を落ち着かせていくには、自分の中にいる内なる存在、インナーチャイルドに気づくことが大切です。
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【もくじ】
1.恋愛依存傾向の特徴
2.恋愛依存になりやすい家庭環境
3.恋愛依存チェック診断
4.恋愛依存傾向の問題点(カテゴリー別ブログ記事)
5.健全な関係を築きたい方へ(有料記事)
6.恋愛依存症と回避依存症
◉当サイトのブログ記事一覧(依存関連記事)
・ 両親が依存関係
・幼少期に、親からの愛情をしっかりと受け止められなかったと感じて育った
・両親が無関心・放任だった。または関心がないと感じていた
・家庭の事情により、両親(特に母親)と離れて暮らしていたり、暮らしていても関心がなく、祖父母から愛情をかけてもらっていた
・両親の喧嘩が絶えず不仲だったり、離婚や死別の経験がある
【関連記事】
(2021年11月改正)
① 恋愛が進むと不安定になり、苦しい時間の方が多くなっていく。
②「あの人無しでは生きていけない」と思ったことがある。
③ 相手の予定に合わせてスケジュールを決めるのは当たり前で、突然相手に誘われたら、友達と約束をしていたとしても、当然のようにキャンセルして相手に合わせる。
④ 相手から、いつか捨てられるのではないかと、「見捨てられ不安」を感じながら一緒にいる。
⑤ 職場の付き合いなど、自分以外の人を優先している事を知ると嫉妬で狂いそうになる。
⑥ 寂しさのあまり、好きでもない人とデートをしたり、体の関係を持ったことがある。
⑦一目惚れや恋に落ちるのはあっという間だが、冷めていくのも早い。
⑧ 「絶対的な愛情」を相手に求めてしまう。
⑨付き合っている間、別れたり、戻ったりを繰り返している。
⑩ 四六時中相手の事を考えてしまうため、仕事に集中できなくなったり、不安なことがあると生活に支障が出ることもある。
⑪ 相手と喧嘩したり、不安なことが起こると、仕事を休んだことがある。
⑫恋愛が始まったり、誰かを好きになると、それが生活の全てになり、他のことや同性の友達付き合いなど、どうでもよくなってしまう。
⑬連絡は朝から晩まで毎日でも取りたいし、毎日でも会いたい。
⑭「付き合ったらこうするべき」というマイルールを相手に強要することがある。
⑮彼の予定を想定して、自分のスケジュールを空けたり、調整する。
⑯恋愛は不安や苦しいもの、好きだから苦しくなる、情があるから別れられないと思ったことがある。
⑰相手の行動を知っておきたいし、本当は逐一報告して欲しい。
⑱相手からの連絡へ返信がなかったり、既読や未読のままだと、不安で仕方ない。
⑲自分が追いかける恋愛はいいが、追いかけてくる相手には興味や魅力を全く感じない。
⑳自分の事を優先してくれなかったり、大事にしてくれてないと感じると不満や不安を感じる。
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●いかがでしたか?3つ以上当てはまる方は、「恋愛依存」傾向の可能性があります。
恋愛依存であることが問題というよりも、その傾向が強過ぎることで、生きづらさや恋愛、対人関係の問題が起こりやすい状態という意味になります。
悩み事は一人で抱え込むと、長引いてしまう危険性がありますので、早期ケアが解決に繋がります。
悩んだらいつでもご相談ください。
→下記の中から、気になるテーマがありましたら、お読み頂ければと思います。
当サイトにたどり着いて頂けた方の、心の回復のヒントになれば幸いです^^
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