恋愛依存の人の不安な感情がなかなか解消されない原因


■他人主体になりやすいのが恋愛依存の問題点


 

恋愛依存的な問題や悩みが

終わらないのは

 

すごく端的に言ってしまうと

 

自分の心を満たすことや、

自分の感情処理を

他人に期待しまうからなんですよね。

 

依存や共依存の問題から

克服していくということは

 

そういう自分からも、

徐々に卒業していかなければならないので

 

カウンセリングにおいても、

効果を出していくには

 

”自分がやっていくこと” として、

主体的に取り組むことが求められていきます。

 

ですが、どうしてもその慣れてる方の自分で、

「解決」というものを考えた時

 

パートナーへの期待と同じように

 

カウンセリングやカウンセラーに対しても、

何かしてもらって楽になることや

カウンセラー主導で自分を導いてもらう期待を持ちやすい傾向があります。

 

ここでの期待とはどういうことか?

 

「彼とのことで悩んでます。私はどうしたらいいですか?助けてください!」と、

 

とにかく今の苦しみから

抜け "出させて" 欲しいと…

 

他人に委ねてしまうことです。

 

人に自分のことを委ねるということは、

これまでと"同じ場所"にいることになるので

苦しさが終わらなくて当然なんですよね。。

 

ですから依存による苦しさから

本当の意味で抜け出すには

 

他者にその答えを求めたり、

委ねるのではなく

 

自分の心を自分で見つめていこう!という意識が必要になっていくと思います。

 

自分を見つめるとは

 

「自分の中で起こるこの感情は何か?」

「どんな捉え方や思考が働いているのか?」

 

じっくりと自分の中で感じながら、

自分がよく使う考え方や捉え方

価値観などをカウンセラーを使って、自分で、整理していくことです。

 

カウンセリングで自分を変えるとか、悩みを解決するということは

自分で自分を知ろうとしなければ、

解決に繋がりません。

 

その糸口を見つける答えを持ってるのは、

他者ではなく

 

自分自身なので

私のカウンセリングでは、

 

なるべくその時間だけでも

「ご自身の内側のこと」を語っていただき

 

自分に意識を向ける経験を通して、少しずつでも自分自身で解決できる力が身につくように

対話というものを中心に行っています。

 

(目的はこれだけではありません。)

 

生きた知恵やアドバイスを出すにも、

その方自身の心の声を聞かないことには

見えてこないので、

自分主体で語っていただいています。

 

自分のことだから、

自分で何とかしていこう!

この意識を持ちつつ、

 

他人主体になってないか?

その自分も確かめながら、

向き合っていって頂けたらと思います。

 

それからもう一つ

 

恋愛依存の特徴が強く出ている時は、

特にパートナーとの関係に悩んでいるので

 

カウンセリングでの話が、相手中心で時間が終わってしまうことがあります。

 

相手中心の話をしちゃいけないことはないですが、「どんな意識を持ちながら話しているか?」によって

 

カウンセリングの効果や克服の進展は、左右されちゃうところは正直あります。

 

例えば「彼の気持ちはどうですか?」

「彼からの連絡は来ますか?」

 

このように、

相手のことに意識が向き過ぎてる時というのは

 

自分の心に意識が向いてない状態なので

 

セラピーやカウンセリングとして機能できてないこともあります。

 

(無意味ということはありません。)

 

たとえば「セラピーすれば楽になるならやってください」と

 

自分を癒してあげたいから取り組むのではなく、苦しさから逃れたいから何かやってほしいと・・

人に任せっきりになっちゃう人もいますが

 

これも、テキストをこなす満足感や、

何かをやってもらうことでの安心は一時的に得られるかもしれませんが

 

自分で選択して、

自分が癒そうと思わなければ

 

本当に心が楽になるとか、

安心感を持てるような変化には繋がりにくいんですよね。

 

ですので、

そのことも理解しつつ

 

彼のことと、自分のことは分けて

自分事として、

しっかり向き合っていただくと

 

自分の心が変化したり、問題解決に向けて進んでる実感は得られるかなと思います(^ ^)

 

 

 

 

 

最後に・・・

 

今回の話

 

人によっては耳が痛い内容に感じた人もいるかもしれませんが、とても大切な話です。

 

過去の私も含め、なかなか自分じゃ気づけないことですからね。

 

ここに気づけるか、スルーするかも、

実は自分で選択していることなので

 

気づく選択をした人は

 

自分の中の意識として、

少しずつでもいいので取り入れください。

 

気づければ、

自分をコントロールできますから

 

そういう一つ一つが、自分の中の不安や苦しさからの解放に繋がります。

 

厳しく感じる話の中にこそ、自分がより幸せになるヒントがあるかもしれません。

 

 

 

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【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】

2011年から心理カウンセラーとして、4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施

主に愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、心の傷や問題

親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。

過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。

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