■親密になり過ぎてないか、境界線を意識する事が大事
恋愛依存のカウンセリングには、
今度こそは健全な恋愛がしたい、結婚に繋がる男性と出会いたい
そのためにも、「まずは自分をどうにかしないと」ということでカウンセリングをスタートされる方も多いのですが
ここでよく出てくるのが
カウンセリングを始めたときは、別れた後とか、長いこと恋愛をお休みしていたとか
完全に恋愛モードから離れている状態でのスタートなので
わりと冷静で、とても自分を客観視しやすい状態なのもあって
カウンセリングも順調に進みやすく
以前と比べると、気持ちにも余裕がうまれ、前ほどの落ち込みも減っているので
「あれ?そろそろ恋愛しても大丈夫なんじゃないか?」と
自分を試したくなったり、婚活を始める意欲が出てきたり、ちょっと年齢的な焦りからも積極的に出会いを探したりと
とても前向きな流れなので、悪いことではないのですが
克服途中に恋愛対象が現れたときに、よく陥りやすい罠がいくつかあるので
一番気をつけていただきたいことを今回はお伝えしようと思います。
それはズバリ!!(花輪くん?笑)
【距離感】です。
もともと恋愛依存症(共依存・回避依存)は、人との親密感に極端さを持っているので
恋愛モードに切り替わると、これまで冷静だったはずが、
相手に入り込み過ぎてしまうことや、相手に入りこませ過ぎてしまうことがあります。
入り込み過ぎたとき、入り込まれ過ぎたとき、というのは、同時に依存感情も浮上しやすいので
依存感情が出てくることは悪いことではないですが、冷静さを失って、感情の渦に巻き込まれていきます。
克服途中の段階では、まだまだ油断は禁物ですから
もともと相手の反応や言動に、一致一憂しやすい方ほど、要注意です( ̄^ ̄)ゞ
特に相手の行動言動に反応した時が、感情のバランスを崩しやすいと思うので
自分が入り込み過ぎてないか、相手に入り込まれ過ぎてないか?
つねに確認するように、一定の距離を保つように意識してください。
仮に問題が起こったとしても、極端に離れるとか、拒絶するのではなく
【一時的に離れる】
近づき過ぎたと思ったら離れるように、意識してください。
なぜなら、健全な状態での恋愛、克服した状態というのは
二人で一つとか一心同体ではなく
相手がどんな言動、行動したかに関わらず
境界線を設定し、理性が保てる状態ですから
今は、その部分を身に着ける、
鍛える時期だと思って、境界線というものを意識してみてください(*^▽^*)
それと・・依存感情が浮上して、感情バランスを崩したことで、以前の自分に戻った感覚も出てきて
「やっぱり自分はダメだと」自分を責める気持ちが出てくるときもあると思いますが
責めたとしても自分が辛いだけですから
良い悪いの判断はせずに、「依存感情が出てきた」「まだ依存的な自分がいる」
ただただその自分を受け止めるように、意識してしてください。
特に共依存の傾向がある方は、
自分が変わること、依存が抜けていくことにも、極端さを求めるところがあります。
共依存症の人は、たくさんの苦痛や修羅場を経験してきたので
苦しい自分から抜けたら、常に楽しくて、満たされていて、平和であって欲しいと望んでいるところがありますが
『克服しても、不快な感情を感じる時もある』
『克服しても、快適ではない時もある』
この事実を受け入れる必要があります。
事実を真っ直ぐに見て、受け入れること。
『ほどほどに〜』とか、『適度に〜』のグレーゾーンがあって、その中にも生きやすさがあること受け入れることです。
今回は意識として取り入れた方が良いことをお伝えしましたが
意識すること=依存の克服は別のもですから
同時に依存感情を弱めるためのアプローチも必要ですので
その部分はカウンセリングで取り組んで頂けたらと思います(*^▽^*)
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★編集後記
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一番と言って良いほど
依存感情が入りやすいのが、「性的な接触」です。
今お付き合い中の方、
ご夫婦の方もそうですが
克服中の性的接触は、
なるべく控えてください。
付き合う前の段階の方は、すぐに付き合おうとしたり、付き合う前から性的な接触を求めるのではなく
よく相手を見極める期間として、関係性自体をゆっくりと進めるように意識してください。
信頼関係を築く期間ですね。
ここを付き合う前に築いておくと、付き合ってからの問題が起こりにくいように思います。
ぜひここも、
頭に入れておいてくださいね〜(*^▽^*)