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「結婚すれば恋愛での苦しさが解決される」こんな期待はありませんか?

 

【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】

一般社団法人全国心理技能振興会

認定心理カウンセラー:2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施

愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ

依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できる心理カウンセラーの自己紹介はこちら           

 


■期待の奥に隠された心理とは・・


 

 

最近のカウンセリングでは・・

     

「昔から結婚すれば恋愛での苦しさが解決されると思って、早く結婚したいと思っていたけど、自分が変わらなければ、苦しさも変わらない気がしてきて…」

 

 

このようなお話が続いたのですが

     

 

この思いって、独身女性に限らず、結婚してから気づいたこととして、お話くださる方も多いんですよね〜

 

 

         

どんな苦しさが解決されると思うのか?お話を伺うと・・

 

 

・帰る場所が同じなら、彼が居なくなる不安が解消される

 

 

・自分の代わりに経済面や人生を守ってもらえる

 

 

・結婚相手として選んでもらえたら、自分が特別な存在だと自信が持てる

 

 

・夫や家族の為に生きれば、生きる意味が持てる

 

 

 

夫婦関係になれば、これまで抱えていた不安や悩みが目の前から消えるようなイメージでしょうか・・・

 

 

 

これこそが依存的(他人任せ)な考え方になりますが、このような思いの根底には

 

 

 

「大きな期待」が含まれているのではないかと感じるんですよね。

 

 

 

結婚に対する期待です。

 

 

  

 

◉期待の意味を引用すると・・

 

ある人がそれをするのを(他の人が)あてにし、心待ちに待つこと。

将来それが実現するようにまち構えること。

     

と、ありますが

 

 

 

結婚に対して大きな期待がある人というのは

 

 

結婚という名の彼の人生の船に乗れれば、

自分の苦しさはいつかどうにかなるはず

どうにかしてもらえる

 

 

彼(結婚)をあてに生きようとしている

 

 

自分の人生を相手に委ねようとしている

 

     

こうした無言の期待が裏に隠れているのではないでしょうか。

      

 

     

期待することが良く無いとは言わないですが、期待の裏にこうした依存的な要求がひっついているとしたら、おんぶにだっこ状態ですから

 

 

 

「私は誰かにおんぶしてもらえないと

自分の人生を生きられないです〜〜」と言っているようなもので・・

 

 

 

とくに余裕の無い男性の場合は、自分ことでいっぱいいっぱいでしょうから、

重く感じられてしまい、逃げ腰になってしまいそうですよね(^_^;)

 

 

 

そして自分の方から、

自分の人生をおぶってもらおうとするのは

 

 

 

自分から上下関係(依存関係)をつくろうとしているのと同じ意味を持ちます。

 

 

 

彼の都合で振り回される恋愛(依存恋愛)は、不満でうんざりしてたはずなのに・・・

 

 

 

彼をあてに生きるということは、

「どうぞ私の人生の舵取りはあなたにお任せします」と言っているようなものですから

 

 

 

彼主体で進む人生になっても、不自然ではないんですよね(^-^;)

 

 

 

それでもいいわ〜、乗っかった方が楽だわ〜と思うのなら

 

 

 

自分が決めたことに責任を持って、相手の人生にしっかりついて行ってくださいね(*^^*)

 

 

 

いやいや結婚してまでも

同じ思いは繰り返したく無い!

 

 

また苦しい思いをする可能性を抱えながら結婚へは進みたくない!

 

 

結婚してから気づけた事を生かして

自分の人生を軌道修正したい!

 

 

 

そう本気で望む方は・・・

 

 

 

下でも、上でもなく、横の関係性を目指すように意識してみてください(*^^*)

 

 

 

 

横の関係性とは、相手に従う訳でもなく、相手を自分の思う通りに従わせるわけでもなく、対等な関係性です。

 

 

 

 

徐々にでも、自分の方から横の関係性を意識していくことで、相手からコントロールされることも、自分が相手をコントロールすることも無くなり

 

 

     

他人に振り回されずに、

自分の人生を生きてる感覚が持てます

 

 

 

 

逆に言えば、他人にどうにかしてもらおうと、他人主体だから自分の人生を生きてる感覚が持てないものなんですよね。

 

 

 

 

そう分かっていても、

他人任せになってしまう方は・・

 

 

 

本来は自分次第でどうとでもなるはずなのに、自分には何も出来ないと思い込んでるからです。

 

 

 

このような思い込みのある方の原因は

 

 

 

幼少期の頃に

 

自発的に何か行動しようとしたときに、

心配だからと止められたり

 

良く考えて行動しなさい

などの言葉や態度から

 

 

「私は何もできない、決められない」

「私の代わりに誰か決めてくれる人が必要だ」

 

そう思い込み、自分の考えや行動に自信が持てなくなった

 

 

 

または・・・

 

 

 

幼少期の家庭環境の中で、自分以外のきょうだいだけが可愛がられていた

 

 

いつも上から抑えつけられていて

自己主張を許されなかった

 

 

「お前はダメだ」

「お前にそんな難しいことはできない」

等と言われ親から否定ばかりされていた

 

 

こうした関係性の影響から、

自分は重要な存在だと思えなくなり

 

 

自分には価値がない感覚、やる前から「自分にはできない」と思ってしまう

 

 

 

などが関係していることもあります。

 

 

 

例えば反対に、

「自分が家族円満のために頑張んなきゃ!」

「私が彼を幸せにしてあげる!」

 

 

 

一見、自律的な考えに見えるものでも

 

 

 

どちらかが背負うような

負担の偏りがある関係性は

横ではなく上下関係に入ります。

 

 

 

なので横の関係性(対等)を望むなら

自分の決めたことに責任を持ち

自分の人生の船は、

自分で操縦する意識を持って

 

 

 

相手のするべきことを奪わない

 

 

 

それぞれの船を横に並べて、人生を共に生きるようなイメージでしょうか。。

 

 

 

まずは相手ではなく

自分のことをコントロールするぞ!と、

意識の方向を修正してみてくださいね(*^^*)

 

 

 

 

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