【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会
認定心理カウンセラー:2011年から4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施
愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。>>相談できるカウンセラーの詳しいプロフィールはこちら
■「否定的な捉え方」がネガティブな思考を送り出す
「恋愛や好きな人に対しては、超ネガティブ思考になってしまいます。
ちょっとしたことに対して、ひとりで悶々と考えたり、落ち込んだり、上がったりを繰り返してしまっています。
自分がこんなに考え過ぎなければ、相手とのやり取りが何も問題なく進むと思うのに、ネガティブ思考のせいで相手に嫌な思いをさせてしまうことが多いです。
自分でも色んな本を読んだり、YouTubeの動画を観て、前向きになるときもあるけど、いざその時になるとやっぱり考え過ぎてしまいます。
いつも恋愛で考え過ぎて、落ち込んでしまう癖を自分で切り替えられるようになりたいです・・・・」
「特に恋愛においては、考え過ぎて落ち込む癖があります」
というご相談がとても多いんですね〜
ネガティブなことばかりを考える時間が長ければ長いほどメンタルは消耗されていくので
どうにか気持ちを切り替えようとしても、考えてしまう自分から離れられない状態が続くのは、本当にしんどいことだと思います。
ではなぜ、考え過ぎる状態から切り替えられないのか?
一つ言えることは
切り替えるための順番が間違ってる人が多いということですね。
だからここでの問題点は、切り替えられないことではないので、そのことで落ち込む必要はないんです。
何が先に必要なのか?
「なぜ、ネガティブな思考が生まれやすいのか?」ということを理解することです。
細かくはお一人お一人違うと思うので、
簡単な説明をすると
ネガティブ思考が生まれやすいということは
物事や自分自身に対して、否定的な捉え方が自分の中にあるということになります。
そして一度その思考が生まれると、いつまでも考え続けてしまうということは
「こうに違いない」「こうあるべきだ」という思い込み、価値観、信念も混ざっているのかもしれません・・・
ネガティブな思考が働いてしまう元にあるものが、そうした自分の中の否定的な捉え方や、どちらかに偏ってしまってる価値観が原因になっている場合
否定的な捉え方を変えていけるような取り組みや、物事への捉え方の引き出しを増やせるような取り組みが必要になってきます。
無理なく肯定的に考えられるようになるには、それなりの根拠がないと
『否定的な自分』のほうは納得できないから、どんなにポジティブになろうとしても吸収してくれないんですね。。。。(^ ^;)
私がここでそう言えるのも、多くのクライエントさんたちが経験を通して教えてくださったからです。
ですから、ネガティブ思考を変えるために押さえておいたほうがいいポイントは
無理にポジティブに切り替えるのではなく
「なぜ、自分の中に、否定的な捉え方が出来上がったのか?」
ということをしっかり見つめ直すことです。
■参考情報
一般的に出てくる原因や理由は
とくに恋愛においては、という方の場合
過去に、
自分にとって "大切な存在" から
自分自身をひどく否定されたとか、
深く傷つけられたとか、見捨てられたという経験をしていたり、、、
または、自分自身が自分を否定していた(なんで自分はダメなんだ、できないんだ…)などですね。。。
何かしらの過去の経験から、
刷り込まれていたり、思い込んでいたりってことが多かったりします。
昔から使っている考え方だからこそ、
癖になってしまってるってことも言えるかもしれませんね。
カウンセリングでは、この辺りのことを整理したり、必要な方は心の傷のケア(癒しの作業)をしたりということを何度も重ねていくなかで
物事や自分自身への捉え方の広がりが出てきたり、どちらかに偏り過ぎてた価値観から
バランスの取れた価値観に変わっていく流れになっていかれます。
要するに、自分自身や相手に対する捉え方の視野の広がりが出てくるから、無理なく気持ちを切り替えられるようになるということですね。
否定的な捉え方を減らせていければ、落ち込むような気持ちの沈みかたも減らせていけると思うので、今回お伝えしたことをヒントに考えてみて頂けたらと思います(^ ^)
ひとりで抱え込むまえに
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