「恋愛での自分を変えられない」と諦めたくなるときは・・・


■頑張り屋さんが克服中にハマりやすいワナ


 

 

カウンセリングに来られる方は、

主には恋愛依存症(共依存、回避)の症状による苦しさを抱える方

 

 

人付き合いの中で、さまざまなツライ感情を持ちやすい方

 

 

子供の頃の辛かった感情体験を今でも引きずったまま、生きづらさを感じている方などが多くいらっしゃいます。

 

 

その中でも特に、頑張り屋さんの方が克服中に、ハマりやすい罠があるのですが

 

 

それは依存を克服するには

「自分を変えなければ!!」と

 

 

自分を変えることを『目的』に、頑張ってしまうことです。

 

 

苦しい感情を克服していくことって

 

 

<苦しい状態 →     楽な状態>  というイメージがありますから

 

 

<前と違った状態に変化させること> そう思いがちなんですよね。

 

 

変化と捉えることが間違いとは言いませんが

 

 

克服中の方には誤解を招きやすいので

 

 

あえて別の言葉を選ぶなら

 

 

『進歩』することが克服なんです^^

 

 

例えば「依存的な自分から克服する」というテーマがあるとしても

 

 

いきなり依存しなくなるということは不可能なので

 

 

そうなるまでに、目の前に出てきた「課題」を一つ一つクリアして

 

 

進歩しながら、生きやすい自分(仮)というゴールに向かっていきます。

 

 

目の前の課題というのは

 

 

どんなに小さかろうが、大したことないと思っていることだろうが

 

 

ゴールに到達するまでに、必要だから起こっている問題です。

 

 

(そこに気づくかは、その方のタイミング次第です。)

 

 

そして「変えなきゃいけない!」

 

 

この思いが強ければ強いほど空回りしていく…という残念な法則もあります^^;

     

 

それはなぜかと言うと・・・

 

 

「変えたい」より「変えなきゃいけない」の言葉の響きの方が、

すごく力が入っている感じがしませんか?

 

 

それも早く!というような、

スピード感や焦りのような思いも伝わってきそうですよね^^;

 

 

変わらなきゃって

掻き立てられてしまう心理として

 

 

・焦り

 

・自己否定

 

・苦しみから逃れたい

 

・防衛(自分と向き合うことで不安などの具体的な感情を感じてしまう怖さなど…)

 

 

このような思いが絡んでいることが多いです。

     

 

変わりたい思いの裏に、ネガティブな感情がくっついていると悪循環になってしまうんですね〜

 

 

この悪循環がつづくと

 

 

『本当に自分は変われるのだろうか?』

 

 

『自分には克服なんて無理なんじゃないか?』

 

 

自分が理想とする自分と、現実の自分のギャップに落ち込み、否定的な考えや思いが出てきます。

 

 

すると、投げやりな気持ちが出てきたり、考えること自体が疲れてきたり

 

 

「みんな恋愛するとこんなもんでしょ」とか・・問題を正当化したりと

 

 

「依存的な自分を克服したい」という目的を達成できない自分をつくってしまいます。

 

 

そうなると

 

 

『やっぱり、私には無理』

 

 

できない自分と決めつけて、苦しい恋愛や人付き合いから、いつまでも抜け出せないままになってしまいます。

 

 

なぜそうなるのか?

 

 

いくつかの共通点があります。

 

 

・頑張り過ぎる

 

・自分に厳しい

 

・完璧主義

     

・共依存の傾向が強い

     

 

あなたはいくつ当てはまりますか?

 

 

恋愛依存症の克服や心の回復は、

たしかに手間、お金、努力は必要ですが、

がんばることではないんです。

 

 

(頑張りを否定してる話ではないですからね、伝わってますよね^^;)

 

 

私がこれまで、お話を聴かせて頂いたほとんどの方が、むしろ、よくがんばって生きて来られた方ばかりです。

 

 

頑張り過ぎたから感情が複雑になってしまったという表現の方が近いかもしれません。

 

 

ここで言いたい頑張りとは

 

 

誰かの気持ちを優先して、

自分の感情は我慢して生きてきた

 

 

人に頼らず、

自分で何とかしてきた

 

 

本当の欲求や甘えを抑え込んだ

 

 

などですが、、

そのような方に必要な心持ちは

 

 

頑張りすぎないこと

 

 

熱心になり過ぎないことです。

 

 

熱は高ければ高いほど下降しやすく、その分その落差や振り幅が激しいものになります。

 

 

克服するために頑張ることは素晴らしいと思いますが、必死になり過ぎてしまうと、

本来の目的から遠のいてしまいます。

 

       

とにかく一人で抱え込まないことです。

 

 

このような方に多い幼少時代は・・・

 

 

親の聞き役(親と子が逆転)

 

 

●子供らしく過ごせなかった

 

 

●弱い部分を見せずに、強く生きるしかなかった

 

 

●養育者自身が完璧主義、自身に厳しい人

 

 

 

などですが、

当てはまる〜という方は

 

 

自分にできないことは人に頼る

     

できないこともある自分許す

 

克服はこうあるべきとか

決めつけをしない

 

 

自分には無理なんじゃないかと、諦めたい気持ちが出てきたときは

 

 

少し頑張り過ぎてなかったか?

 

 

完璧さを求めないか?

 

 

自分に厳し過ぎないか?

 

 

何でも自分でやろうとしてないか?

 

 

などなど、現状の自分をチェックしてみてください。

 

 

そして疲れてるな〜と思う自分を見つけたら、頑張ることをやめてみるとか、少し手を抜いてみるとか

 

 

「ほどほどに〜」を目指してくださいね(^-^)

 

 

 

 

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【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】

2011年から心理カウンセラーとして、4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施

主に愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、心の傷や問題

親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。

過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。

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