
◆罪悪感はほどほどに〜
最近カウンセリングをしていて思うことは、昔に比べると・・
ネットの情報や書籍などからも、
アダルトチルドレン、共依存症、毒親〜
などのキーワードが溢れるようになったおかげもあってなのか?
依存的な恋愛パターンや生きずらさの原因は、幼少期の頃の親子関係にあるということに、理解を持つ方が増えてきたなと感じます
理解があると、
どんなメリットがあるかと言うと
依存感情や依存思考を克服するために、クライアントさん自身が役立つので
その分、カウンセリングでの改善が進みやすくなります。
ですが、ここでよく陥りやすいのは
<頭と心が、
追いつかない状態>です
頭の理解では
理屈として理解はしているので
生きずらさや依存思考は変えた方がいいと
親との関係を整理した方がいいと思い、カウンセリングに申し込んで
いざカウンセリングで、幼少期についてとか、親のことを話してみると・・
段々と自分が親の悪口を言っているかのように感じてしまい
「自分は親不孝なんじゃないか?」とか
「大人にもなって、親のせいにするのはどうなのか?」とか
「感謝しないのは恩を仇で返すようで情けない」など・・
言葉にすればするほど、罪悪感を感じてしまい
脳がフリーズしたかのように、言葉に詰まってしまったり
罪悪感から逃れるかのように
「親の関わりには問題はあったけど、色々大変だったから、仕方ない・・」とか
「親に話して理解してくれたから、もう私は許せたので大丈夫です!!」
とか・・話を綺麗にまとめようとする方もいらっしゃいます( ̄Д ̄)ノ
目の前に親がいないし、想像しているだけなのに「良い子ちゃん」の自分が出てきてしまうんです。
それだけ無意識下にいる親の存在の影響力は強力ということですね。
せっかく自分の為に何かから脱しようと、心の蓋を開こうとしたのに、これでは閉じてしまう!!もったいない!!
一旦、整理して欲しいと言うことで、今回記事を書いているのもあるのですが・・
共依存の傾向が強い方ほど、この罠にハマりやすいのも特徴です。
カウンセリングをしていて、
ここで罪悪感を感じやすい方に共通するのは
・自分のための人生を生きてこれなかった
・支配、過干渉である親の元で育った
・親に自分の感情を否定されて育った(肯定されることが少なかった)
これらの傾向が見受けられます。
そこから今は、親の機嫌や評価のためだけではなく、自分のための人生を選択しようと立ち上がってみたのに
長いこと生きてきた方の自分=子供の自分(インナーチャイルド)の方が今は強いですから
現在の大人の自分(冷静に物事を判断する自分)の考えが出てきても
子供の自分に引っ張られてしまい、またいつもの状態に戻ろうとするんですよね。
ですので、ここで罪悪感を感じる方に知っておいて欲しいことは・・
幼少期の問題に向き合うのは、
親のせいにするためでも
親を悪く言うためでも
現在の親を責めたり、
正したりすることではなく
あなたの頭の中に住む当時の親のイメージに対して
起こった事実を
真っ直ぐに見ること
その事実を認めて、受け入れるための作業です
被害者・加害者をつくるためでもありません
この作業を通して、自分の中の傷ついたインナーチャイルドの浄化が行われ
依存が軽減していき、本来の自分に戻り
誰かに振り回されることなく、自分の軸でナチュラルに生きていくことができます。
なので、罪悪感を感じ過ぎてしまうと、そこで立ち止まってしまいますので
罪悪感を感じるのは子供の自分なんだと、まずは認識するようにしてください。
そして親を悪者にするのでは?という気持ちに浸るのではなく
自分がより幸せになるための取り組みであることを思い出してください。
自分が幸せになるためなら、
罪悪感はそこまで感じる必要もなさそうですよね(*^▽^*)
そう分かっていても罪悪感を感じてしまう方は、まずはその罪悪感について話し合ってみませんか?
一人で感じるよりも、二人でなら向き合えることもあるかもしれません。
私も通ってきた道なので何でも話して頂いて大丈夫です!!
一緒に乗り切っていきましょう〜(*^▽^*)
私はあなたが幸せになるための、あなたの選択を応援します!