
◆恋愛依存の克服=別れる??
カウンセリングをお申込みされる方のほとんどが、「恋愛依存症の苦しさからいい加減抜けたい!」ということで
カウンセリングをスタートされますが
恋愛依存症の苦しさの中でも、
恋愛依存による不安や恐怖・・
この不安は、カウンセリングを定期的に続けて頂ければ、比較的先に軽減するところがあります。
(インナーチャイルドと向き合う事が条件になりますが・・^^;)
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目の前にあった大きな不安が少しづつ軽減されていくと、気持ちに余裕が生まれ
以前よりも生活しやすくなったり、人と接するのがマシに感じられたり、前なら不安になっていた状況でも冷静に対処できるようになっていくのですが
そこでよく出てくる問題があります。
カウンセリングを受ける前は、恋愛依存による苦しさに押されるかのように、自分の依存を何とかするぞ!と意気込みがあったはずなのに
実際に少し苦しさが減って、冷静になっていくと
「あれ、このままもっと依存が抜けてきたら、彼と別れたい気持ちが出てくるのかな…」
「まだ苦しくなることがあるけど、彼と別れるくらいなら、恋愛依存のままでもいいや…」
恋愛依存の克服=彼と別れる。この図式があることで、自分が変化していく不安や抵抗が出てくることがあります。
でも不思議ですよね〜
苦しい依存はもう嫌だと、
意を決してカウンセリングをスタートされたはずなのに・・
依存の克服が進むと、今度は依存を軽減していく不安が出てくるわけですから(^^;)
このような状態になるのも、依存を克服していく過程で起こることなので不思議ではないですが、この考え自体も恋愛依存の特徴による影響なので覚えておいてくださいね。
この思考が生まれる原因は、
無意識下に存在する、インナーチャイルドが発信している不安ですから、ものすごい強力なブレーキ力があります。。
「変わる方が危険だよ〜、今のままでいいよ〜」って、
意識では依存から抜けたくても、無意識のワルチャイルドの囁きは粘り強いですから(^^;)
ではなぜ、恋愛依存症の克服=彼と別れるという図式が頭の中にあることで、
依存から抜ける不安や抵抗が出てくるのか?
依存の克服が進んでみたものの、その場に立ち止まってしまったような状態になる方に多い思いは・・
◯依存するのは辛いけど、依存関係のままでいた方が満たされるし、自分の問題と向き合うよりも、苦しくてもこのまま自分が変わらない方が楽かもしれない…
◯自分の依存が抜けていく事で、今後もし彼と別れる選択をしたとしたら、またあの別れた後の苦しさに耐えなきゃならない…一人になるのも辛い…そう思うと恋愛依存のままの方がマシに感じる
このような心理が見受けられます。
心当たりのある方は、どちらの思いが当てはまりますか?両方ある方もいらっしゃるかもしれませんね(^^)
どちらも共通してあるのは、別れたくない思い・・
別れたくない思いがあれば、自然な抵抗とも言えますが
依存関係でいること = 彼とずっと一緒に居られる = 見捨てられることはなくなる
こうした思いもどこかにないですか?
確かにそれもあるかもしれないですが、苦しみながら恋愛を続けることが、あなたの本当の望みなのでしょうか?
依存関係になりやすい方は、苦しい恋愛以外を知らないところがありますから
健全な恋愛がどうなるものかと分からない怖さもあるかもしれませんね。
でも本来人は、安定した人間といた方が離れたくない、離したくないって思うものなんですよ〜〜(^^)
そして恋愛依存の人からすると、
依存関係だから好きでいられると思い込んでいるところもありますが
人は嫌いな人とでも依存関係になる
ことはありますので
依存の克服=嫌いになる、別れる
とも限らないんですよね。
それから別れる=苦しい思いをする
この思いもないですか?
これは現在の自分(依存状態の自分)から見た「別れる」だから苦しい思いをするように見えると思うのですが
別れる選択をするときの自分というのは、
未来の自分=依存を克服している自分、もしくは依存がだいぶ抜けてきた自分ですから
恋愛依存の時のような苦しさは、ほぼ出てこないんですよね。
人間ですから苦しい気持ちにならない事は無いでしょうが、あの恋愛依存特有の見捨てられる苦しさを味わうというよりも
好きで付き合った人と別れる辛さとか、長く一緒にいた人と別れる辛さとか、自分から別れた辛さみたいなものは感じるかもしれないですね。
辛さを感じるのは同じでも、
恋愛依存の辛さではないですから、時間と共に乗り越えやすいものだと思います。
例えば重度の恋愛依存症から克服した今の私の感じ方でお伝えするなら・・
「別れ」に対して、そこまで怖いとか、どうしようって、敏感にならないですね。
昔は想像しただけでも怖かったですが。。。
別れと言っても、男女の別れ以外に死別など、いろいろありますが、
今は別れること、会えなくなる事がこわいとか、不安とかよりも、
今一緒にいる時間を楽しもうとか、
どれだけ楽しい時間を共有できるだろうとか
そういう事を考えています。
そして何より、あれだけ苦しかった恋愛依存症を乗り越えた自分だから、どんな困難も乗り越えられる変な自信はあります(笑)
なので依存真っ只中のクライアントさんも
恋愛依存症を克服する過程の中で、
いろんな葛藤や不安、恐怖が出てくる時期もあるかと思います。
ほんっっとうに、辛いですよね。
そしてカウンセリングを受けているのに、なかなか思うように進まない時期や、ダイエットのように停滞する時期もあると思いますが
全ては、今のあなたに必要だから起こっている事だと、私は思います。
少なくとも、カウンセリングで自分と向き合いながら進んでいる方は
あなたがより幸せになるための、変わるための苦しさだと思いますから
自分には乗り越えられる力があると信じて、
そして、困難が起こった時は、次のステージに進むための試験だと捉えて
自分の幸せのために、心の成長テストにトライしていただきたいなと思います(^^)
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ここだけの話〜
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私の場合は、
本当に別れたいのに、別れられない事が苦しかったので
別れになる不安はなかったんですよね。
むしろ楽に別れるために、恋愛依存を克服したいと思ったくらいですから(^^;)
私のように、
最初から別れを決めていて、
別れを選択する方や
依存が抜けてきてから
別れる選択をする方もいらっしゃいますが
それ以上に、依存を克服した後も、別れない選択をされる方も多くいらっしゃいますので
恋愛依存の克服=別れ、嫌いになる
とも限りませんので、
まずは自分が幸せになる為の選択から、
進んでみて頂けたらと思います(*^^*)
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