
◆恋愛依存症を治さなきゃ…の裏に、自分を否定する思いはありませんか?
カウンセリングでお話を伺っていると
早く変わりたいと願う方ほど
「彼の事を考えない自分に変えなきゃ…」
「彼氏に依存せずに早く自律しなきゃ…」
このような言葉が出てくるのですが
もちろん今が苦しいと、何とかしなきゃって思いは出てくるのは当然なのですが
お話の全体から・・
今の自分はダメで、今の自分のままでは
望む幸せは手に入らないから依存する自分を今すぐ変えなきゃダメなんだと
自己否定から逃れるために、
自分を変えようとしているように感じることがあるんですよね(^ー^;)
昔の私がそうだったからこそ、感じ取れるのかもしれませんが…;
私が恋愛依存症どっぷりの頃
感情コントロールが出来ない自分
恋愛のたびに見捨てられ不安に潰される自分
普通の恋愛が出来ない自分
男性を見る目がない自分
彼氏にすがるような生き方しか出来ない自分
こういう部分を持った自分だから何もかもがうまくいかないだろうし
普通の人なら得られるはずの幸せな人生は絶対に手に入らないと思っていました(^ー^;)
だからあの手この手で自分を何とかしようともがいてましたが
それと同時に、自分がとにかく嫌いで仕方なかったんですよね。
自分を好きになりましょう〜と本に書いてあるのを見ても意味が分からなかったですし
とにかく嫌いな自分、ダメな自分を消して、もっと自律した大人の女性に変身したい!
何があっても動じない鉄の心に入れ替えたい!
別の人間にさえなれば、この苦しみから逃れられる、少しでも自分を好きになれるかもと思ってましたが
そう自分を奮い立たせようとすればするほど、自分がダメな人間に思えてすごく辛かったんですよね。
そりゃそうですよね、今の自分を否定して、別の人間に変わろうとすることって
今の自分を殺して、別の人間に生まれ変わる事と同じような意味を持つわけですから。
大切な人から愛されないこと、自分を否定されることをとても恐れているはずなのに
一番身近にいる自分が自分を否定するって
きっと、もっと深く傷つくことだと思います。
なのでもう一度、恋愛依存症から克服していくこと、生きづらさから抜け出すことの意味を確認していただきたいのですが
依存的な生き方から克服するとは、
依存の反対の自律した女性になることや、完全完璧な人間を目指すこと、依存しない自分になることではないんです。
だからそうなるための手段・・「やり方」や「テクニック」
「人から答えを指示してもらう」
などの方法論だけでは、恋愛依存症は克服できないのですが
では恋愛依存症を克服した状態とは何か?
恋愛に依存する今の自分
自分が好きになれない自分も含めて自分なんだと
ありのままの自分を認めて
受け容れる状態・・・
例えば身長の低さがコンプレックだとして
あと5センチあれば、
スタイル良く見えたり
可愛く見えて
もっと自分に自信が持てるのに
そう思ってたとして
そのコンプレックスをカバーするために
本当は履きたくない日もあるけど
毎日無理して厚底の靴を履いて
ありのままの自分を隠そうとしてたとしますよね
この状態って
足りない身長のままの自分では
幸せになれないし、認められないから
身長が高く見える自分に変えて
自信を得ようとしてることになりますが
ありのままの自分を認めた状態
=克服した状態の場合
身長がもう少し欲しかったけど
身長以外にも私の魅力はある
望む身長より足りないけど、
洋服の着こなしや髪型を工夫して
バランスを取る方法もあるだろうから
自分にやれる事をやって、
自分の捉え方を変えて生きてみよう〜
このように、物事には、どうしても変えることが出来ないこともあって
その自分とどう生きるかを考えてみること、建設的な捉え方に変えて生きようと向かうことが克服であって
完全無敵な完璧な人間に入れ替わること、依存する自分を消すことではないんですよね。
ここに誤解があると、恋愛依存症を克服することが人生のゴールのようになってしまいますので
依存的な自分から克服した後の未来は、どうなりたいのか?
克服した後の自分は、具体的にどんな人生を送りたいのか?
その自分をゴールとして、考えてみたり、イメージしてみたりして
恋愛依存症の克服は、克服して終わりではなく、人生の通り道ですから
克服後の自分を目標に、恋愛依存症の克服を進めてみてくださいね(*^^*)
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