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心理学を学ぶだけでは自分の心の問題は解決できない

      

カウンセリングでは「心理本を読み漁ってた時期があったけど、あれって治った気になっちゃいますね・・」このような話が出てくる事がよくあります。

 

心理学を学ぶこと自体は心の理解が深められるので、個人的にはおすすめしていますが、克服中の方には気をつけて頂きたい事があります。


◆心理学を学ぶ事と問題解決は「別もの」です




自分自身を恋愛依存症や共依存症
アダルトチルドレンから克服させるには


ある程度の心の仕組みに理解があった方が
いろいろと役立つのは確かです^^


ですが依存状態の方が
ここでおちいりやすいのは


●恋愛依存の原因がわかった
=治った、克服した

●心を学んだ
=治った、克服した


こういった錯覚です。


例えば風邪もそうですが
風邪に詳しくなったり
原因がわかったところで


風邪が治るわけではありませんし
原因がわかること、
知識に詳しくなることと
治療は別ものですよね^^;


恋愛依存の克服中に
学ぶことと、
自分を治すことを一緒にしてしまうと


自分へ向けるべき意識が
外に向いてしまいますよね^^;


(これは恋愛も同じですよね〜)


なので自分を治すことと、
学ぶことは別なんだと分けて捉えるように気をつけましょう〜^^!


ただ人が心理を学びたいときって、 
大きな悩みがあるときや、 
人生を変えたいと思ってるときなど、
何か大きな悩みを抱えているときではないかなって思うんですよね。


私も自分であることが苦しく
何とかしたい思いから「心について」詳しく知ろうと思いましたから(^^)


ただ私も心理や哲学を学ぶことで、
なんでも自分は分かってるような
治った気になっちゃって
勘違いしてた時期がありました(笑)


依存を克服してない状態だったので 
なおさら思考はズレていて 


知れば知るほど
自分の問題が解決されてくような
気に?なってました(ー ー;) 


でも途中で気づいたんですよね。 
もしかして私
自分の問題から目を背けてない?って… 


確かに学ぶことで対人関係での対処が分かったり、心が楽になることもありますが


それは対処法や知識が増えただけで
根本からの解決ではないんですよね^^;


同じ思いをくり返さないためには
根本から解決する必要があり


そのためには外に目を向けるのではなく、
自分の心に向けなければ
心を楽にしてあげることが出来ないんです。


ただ今だからこそ
当時の自分がよく見えるんですよね。


自分で自分を変えなきゃならないのを分かってても

1人で自分と向き合う怖さや
どうしたらいいか分からない不安

自分を思うように
変えられないもどかしさ

誰かや何かにすがりたい思い

それでも自分なりに
向き合ってるんですよね。


昨日この話をしてくれたクライアントさんも
カウンセリング初期は

「早く死にたいです」
「もうダメかもしれないです」

こんな言葉が多かったのに

「なんであんなに変わる怖さを感じてたんだろ?」って、冗談まじりに言えちゃうくらい進歩されました(^^)


このクライアントさんがその時期を乗り越えられたのは、自分のことを諦めなかったからではないかと思います(^^)


無駄な感情は何一つありませんから、今感じる苦しみも必要だから感じるのだと思います。


それに乗り越えられたときって
そんなに力を入れなくても
気づいたら乗り越えてるものなんですよね


だから今ある苦しみも
乗り越えた先のギフトのために
用意されているのだと思いますから


苦しく感じる自分と付き合ってあげつつ

その時がくるまで
自分を信じて進んでほしいと思います^^



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