
■依存の克服に「極端な変化」を求めていませんか?
サバイバルな人生を歩んできた方こそ
依存の克服に大きな期待を持っているように感じるのですが
依存さえ克服すれば
インナーチャイルドが癒されれば
つねに満足や楽しい毎日が待っている
こう望みがちなのですが
依存を克服したとしても
不満や不安に感じるときもある
快適と思えないときもある
という事実を受け入れていく必要があります。
私も過去にこのような誤解がありました(^^;)
依存を克服すれば落ち込むことが無くなって
何があっても動じない
無敵な人間になれるんじゃないか?
依存が消えたら
バラ色の人生が待っている!!
完璧な人生が待っている!!
…と、自分の都合良いように
解釈してましたが
残念ながらそれは誤解なのですね(^-^;)
依存のフィルターを通した
目の前の世界って、
どんなにダメンズと周りに言われようと
相手の欠点が長所に見えたり
本当の相手を見ているようで
自分の都合のいいように見ていることが多いのですね。
(「恋愛依存症は幻想の中で生きている人たち」とも定義付けられています。)
ですが。。。
依存のフィルターが薄くなり
依存の克服が進むと
目の前の現実を真っ直ぐみることができるようになりますから
あるがままの相手を受け入れ
相手を変えようとも思わなくなります。
ということは、
自分の思う通りにならない相手に
イライラする必要もなくなりますから
目の前の相手と
うまく付き合えるようになったり
不必要な不安や苦しみは消えていきます。
ですが克服したからと言って
勝手に理想の男性が寄ってくるわけでもなく
自動的に人間関係がよくなるわけではありません。
そのための努力や工夫は必要だからです。
私の経験やクライアントさんの克服していく様子を見ていて思うことは
依存の克服が進むと
以前よりもあきらかにスムーズに人と付き合えるようになったり
相手に腹が立っていた部分が
気にならなくなったり
相手の顔色が気にならなくなったり
ダメンズや幸せになりにくいであろう相手に惹かれにくくなります。
自分が苦む場所よりも
心地よいと思えるものを好むようになるので
選択の幅が広がったり
どの選択であろうと
受け入れやすくなるのですね(^-^)
心当たりのある方は。。
依存の克服に「極端な変化」を求めないように気をつけてください。
〈程よく〉を受け入れてみてください。
共依存症(恋愛依存症など)の克服を進めると
余分な「苦痛」や「生きづらさ」は
ガクーーンと減りますが
現実という世界を生きていることを忘れずに
真っ直ぐに「事実」を見るよう
意識して過ごしてくださいね〜★
依存のフィルターを薄くしたい方は
一度ご相談ください^^
●記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子
2011年から心理カウンセラーとして、
4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施。
専門は愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、心の傷や依存問題、トラウマ感情、共依存症、母娘共依存、恋愛関係等の対人関係のご相談を現在も受けています。
過去には「恋愛依存症専門カウンセラー」としてマスメディア出演等の活動経験も有り。