
■依存的な恋愛の根本原因にある傷ついたインナーチャイルドとは
恋愛依存症による苦しさから克服していくために、必要不可欠だと言っても過言ではない「インナーチャイルド」の癒しですが、私のカウンセリングの中でも取り入れています。
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なぜ必要不可欠かと言うと・・
恋愛依存症の症状を抱える原因のほとんどが、幼少期の頃の親の愛情不足、養育環境が深く関係しているからです。
恋愛依存症の自覚のある方、よく自己分析されている方はご存知だと思いますが
恋愛依存状態にある人の特徴として
恋愛対象、依存対象に対して
・子供返り
・赤ちゃん返り
・良い人になり過ぎる(良い子)
・我慢強い自分
このような
幼少期の頃の子供の頃の自分の状態 に戻りやすい傾向にあります。
子供の状態に戻ってしまうから
感情的になりやすかったり、
感情のコントロールが難しかったり
自分の強い欲求を抑えられなかったり
本当は嫌だと思っている事を受け入れてしまったり
我慢する自分を許してしまったり
理性的に考える自分よりも、
感情で動く ”子供の自分” に乗っ取られてしまうから
「自分のことなのに、自己コントロールが出来ない」という状態になってしまうのです。
でもこれは意識でそうしている訳ではなく、
無意識に戻ってしまいますから、
意識(思考)で解決するのが難しい問題でもあるんですよね^^;
例えば・・
恋愛依存症の方が抱える見捨てられ不安
被害妄想などは
意識で気をつけて、
考えないようにしたり
趣味に没頭しようとしても
不安なものは不安だし、
悪い方向に考えてしまうのも
どうしようもなかったりしますよね。。
なので恋愛依存症を克服するには、
不安に感じる自分を抑えるとか、
無理やり考え方を曲げるとか、
自分の望みを諦めることでは解決しないので
無意識に戻ってしまう心の状態にフォーカスし、
その心の奥深くに潜む
(不安感・悲しみ、寂しさ、怒り、惨めさ、孤独感、空虚感、恐れや恐怖…)などの
ネガティブな感情と向き合い、
感じ切る作業を通して、
苦しい感情を和らげていきます。
その無意識の中にいる感情が、インナーチャイルドの感情体験なのです。
インナーチャイルド(内なる子供)とは、
私たちの幼いころの自分(退治〜思春期)のイメージです。
楽しい思い出よりも、
主に嫌な思い出(甘えられない、我慢、恐怖、見捨てられ不安、自分をわかってもらえない悲しみ、自分を見てもらえない、誰かと比較される、厳しすぎる、自分を否定された、無条件に愛されない哀しみや怒り…)などを抱えている過去の記憶の傷なのですが
大人になるにつれて
心の奥深くに沈んでいってしまいますから、意識の中では忘れてしまっているのです。
ですが過去の感情体験は
「忘れた=消えた」訳ではないですから
そのまんま記憶の傷として、
心の中にポツリと残されてしまっている状態なのです。
こうしてインナーチャイルドが抱えていた心の傷みは
潜在意識(気づかない意識)の中に深く入り込み
無意識の中でネガティブな行動パターンや思考癖、
思い込みなどを築き上げてしまうのです。
そして大人になってから、
生きづらさとなって人間関係、恋愛関係の問題となって、次々に表面化します。
インナーチャイルドは、
恋愛依存症だからとかではなく、
強弱はあるにしろ、
誰の中にも存在すると言われています。
そして誰でも生きていく過程で
さまざまな心の傷を受けるものです。
これらの傷はトラウマ感情と呼ばれ、
ケアされなければ傷ついたままで、
自然治療されることはないと言われています。
ですので、この部分をカウンセリングやセラピーを使ってイメージの中で癒しの作業を行っていきます。
幼少期の頃に親との間で学んだ価値観や、
自然と身についた反応であったり
本当は小さい頃に、
お父さん、お母さんなりに満たしてほしかった欲求を
現在の恋愛相手に「投影」している状態なのです。
恋愛だけでなく、
仕事、人間関係、家族関係など
人生そのものの流れが変わっていきますから
■依存をやめる方法をもっと詳しく知りたい方へ
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●恋愛依存症による「彼氏依存」から抜け出す方法
【目次】
⑴ 冒頭の説明(依存感情が抜けていく過程など・・)
⑵ 恋愛相手を変えても、依存感情が繰り返される原因
⑶ 依存感情はどうしたら満たされ、解消されていくのか?
⑷ 恋愛依存の感情を癒すとは?
⑸ 依存感情を癒す方法(ワーク付き)