無償の愛を親からもらう経験がない人の上手くいきにくい恋愛観とは


■無償の愛を追い求めていませんか?


 

最近のカウンセリングでは

 

 

「彼氏に私の全てを受け入れて欲しい」

「無償の愛がほしい」

 

 

このような言葉をよく聞きます。

 

 

自分の全てを受け入れてくれるような愛=無償の愛

 

 

これを私は別名

 

 

【無条件な愛情】と呼んでいます。

 

 

依存という観点から説明すると

 

 

この思いを持ちやすかったり、人よりこの思いが強い人は

 

 

愛着障害や恋愛依存症の影響によって出てくる考えや感情であるということが言えると思います。

 

 

今回は、無条件の愛情を長年求め続けてた

あるクライエントの方から頂いたメールの一部をご紹介します。

 

 

(※ご本人様の掲載許可は頂いています。)

 

 

”「私は愛情のもらえない相手から、必死に無償の愛をもらおうと求め続けてたんですね。

それが彼を苦しめてたとは気づきませんでした。

 

彼は彼で、無償の愛を私に求めていたと思います。

 

まさにこれが依存関係ですね。

 

本物の愛と思ってたのが依存だと思うと悲しいですが、依存じゃない愛し方と愛され方ができる恋愛をしたいです。

 

それを自覚したから??前回のセラピーで、子供の私に触れてから、私が子供の自分を放置し、自分で受け止められないことを彼におしつけ、彼を悪者にしてたことに気づくことができました。

 

今までゆきさんが私のために言ってくださってた意味が次第に分かってきて

こんな穏やかな気持ちになるもんなんだ〜と新たな自分に戸惑いながらもワクワクします。私…やっとここまできました(涙)

 

いつもダメダメな私を諦めずに寄り添ってもらって、本当に心強かったです。」”

 

(省略…)

 

 

かなりの前進ですよね。

 

 

「新たな穏やかな自分」・・・きっとこの方の本来の姿は、穏やかな一面もあったということですね。

 

 

依存状態によって、本来の自分らしさが埋もれてしまっていたのでしょうが

 

 

これこそが自分らしい自分に戻るという意味でもありますね。

 

 

なんだか宝探しのようで、私もワクワクしてしまいます。

 

 

このクライエントの方は、自分が恋人に無償の愛を求めてたことに気づかれたのですが

 

 

実は相手も同じよう恋人に対して、無償の愛を求めていたわけです。

 

 

と言うことは・・・

 

 

インナーチャイルド(依存心を持つ自分)という観点から見ると

 

 

「私に与えて VS 僕に与えて」状態と言うことかもしれません。

 

 

チャイルド VS チャイルドです。

 

 

この一方的な要求が「ざっ!依存的感情」と言ってもいいと思います(^-^;)

 

 

お互いに奪い合う、チャイルド同士の、「ちょうだい、ちょうだい合戦」ですね。

 

 

インナーチャイルドが自分が先に与えてもらうことを求めるのは、やはり心の奥深くに不足感や寂しさを抱えているからですが

 

 

その原因として考えられることは、幼少期の頃の親との関係であったり、幼い頃に母親との愛着形成が上手くできなかったことも関係していると思います。

 

 

反対に健全な愛し方をされた経験がある人は、人に一方的な愛情を求めないんです。

 

  


■健全な愛と依存的な愛の違いとは?


 

例えば・・

 

 

好きなら与えてもらって当たり前(依存)

→相手に与えてもらっても、与えてもらえなくてもどちらでもいい。与えてもらうことにこだわらない。

 

あなたが与えてくれるなら、私も与える(依存)

→私がしたいからやる。

 

 

簡単に言うと、依存恋愛と健全な恋愛にはこうした違いがありますが

 

 

好きな人以外になら、そのバランスが取れてる方が多数派だったりします。

 

 

激しく求め合うものが恋愛、苦しくなるのが恋愛や愛情だと思われがちですが

 

 

激しさがなくても、苦しまなくても、穏やかに、愛情を実感することは出来るんですよね。

 

 

人間って、本能では安心したいですから

 

 

穏やかな人といる方が離れられない、離したくないと思うものなんですよ(^ ^)

 

 

恋愛相手となると

 

 

彼は私のことがどれくらい好きなのか?

どうしたらもっと彼に愛されるのか?

 

 

そのことばかりに気を取られて、彼の良さを忘れていたり、見え亡くなっていることはありませんか?

 

 

そのことばかりに囚われている状態だと、彼なりの愛情も見えず、いつまでも満たされないと誤解しているかもしれません。

 

 

例えば、無条件な愛情をペットで置き換えると分かりやすいかもしれません。

 

 

自分が飼ってる犬や猫に、

愛情を与えてもらえなくても

好きだよって言ってもらえなくても

 

 

飼い犬、飼い猫を気にかけたり

優しくしたり

自然と自分から働きかけることができていませんか?

 

 

ペットが自分のことをどう思ってるか?なんて、そこまで気にならないですよね。

 

 

自分がどれだけペットを好きか、大好きか

大切に思っているのか

 

 

大好きな犬や猫を思う気持ちでいっぱいにすると、心が満たされませんか?

 

 

一度、想像して頂けたらと思います。

 

 

(ペットを飼ったことのない方は、純粋に好きって思ってる対象や物に置き換えてみてくださいね〜♪)

 

 

これが【自分で自分を満たす】という感覚です。

 

 

「自分で自分を満たす」が身につくと、他人の愛情をあてにしなくていいんですよね。

 

 

するとどうでしょう?

 

 

必要に相手の気持ちを確認したり、愛情を試さなくても自分と快適に過ごせるようになります。

 

 

この感覚を取り戻す手段が、インナーチャイルドを癒すことです。

 

 

この方法をカウンセリングの中にも取り入れています。

 

 

本来の自分に戻り、自分らしく生きるを目指したいかたはお手伝いさせてくださいね。

 

 

 

 

●関連記事

 

「恋愛依存症の原因は親の愛情不足?」私は親に愛されていたから大丈夫と思う方へ

 

健全な愛と依存的な愛の違いについての詳しい記事はこちら

 

依存の克服に効果的なインナーチャイルドの癒しとは 

 


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【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】

2011年から心理カウンセラーとして、4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施

主に愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、心の傷や問題

親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。

過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。

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