
自分の中の不安が抱えきれなくなると、つい恋人にぶつけてしまうことがパターンになっていませんか?
感情のコントロールが苦手なのは恋愛依存症の特徴の一つではありますが、原因を見つけることができれば弱めることは可能です。
当てはまる人は参考になさってください^^
■感情処理は自分でやると決めること
”つい彼に感情的になってしまい、何回もLINEを送ったり、長文で相手を詰めたり
それが自分でも抑えられなくて、喧嘩と仲直りをくり返しています。
後から「なんであんなこと言っちゃったんだろう…」って毎回、後悔と一人反省会ばかりです。
他の人には見せない自分というか、恋人の前だと子供みたいな自分が出てきてしまいます。
こういう感情って、自分でもコントロールできるようになるのでしょうか?”
恋愛が依存的になってしまう方からのご相談には、このようなお悩みが非常に多いんですよね。
恋人の前だと感情的な自分が出てきしまい、自分でもどう扱っていいのか分からないということで
「自分はどこかおかしいのではないか?」
「ただの短気な性格だとしたら、変えることができないんじゃないか?」
こんなふうにおっしゃる人も多いのですが、
感情的になってしまう原因を見つけることができれば、自分でも感情の扱いができるようになるとは思います。
ではどんな時に感情的になってしまうのか?
カウンセリングの中でよく聞くのは
●彼の関心が自分に向いてないと感じた時
●自分の思う通りに動いてくれない、応えてもらえてないと感じた時
主に、こういう時に感情のスイッチが入りやすいそうなのですが
一度その感情が入ってしまうと、自分では抑えきれなくなって
感情のままに相手に投げてしまうから、喧嘩に発展したり、ギスギスした関係に繋がってしまうわけですよね(^ ^;)
感情のままにというのは
・怒りの感情を乗せて不満をぶつける
・怒りながらワーワー泣きわめく
・過剰に束縛する
・拗ねる、ひねくれる
・物を投げる、引っ掻く
・無視する
・あまのじゃくなことを言う
などなど…
でも冷静になった時には後悔するとしても、
感情的になっている時の自分って、心のどこかでは
「その自分も受け容れて欲しい」こんな思いもあったりしませんか?
無条件の愛だったり、そこまで求めてないとしても、ありのままの自分を受け容れて欲しいなぁ。。とかですね。
恋愛依存症という観点から考えると
この要求はインナーチャイルドの思いなんですよね。
つまり感情的になっている時の自分というのは、大人の自分の中にいる「子供の自分」が前に出ている状態で
子供の感情だから子供返りしちゃったような感覚が後から冷静になると見えてくるんです。
ですから恋人という自分にとって近い存在に対して、感情的になってる時の自分は
小さな子供が親に対して、自分の要求を通そうとしている時と似ていると言えるかもしれません。
ですが感情をぶつけられた側というのは、そういう心理が動いてるなんて気づけないですから
向けられた感情のままに受け取ってしまうでしょうし、どんなに好きでもその感情を抱えきれないと感じれば
距離を置きたくなったり、性的対象として見れなくなる・・・
なんてことも起こってしまいます。。
そんなことは望んでないでしょうし、良好な関係を築ける自分になっていきたい人は
感情的になりやすい自分を克服することです。
そのためにできるための一歩をお伝えするとしたら
”自分の感情は、相手に何とかしてもらうのではなく、自分でコントロールすると決めること”
ここから始まります。
すごく簡単に言ってしまうと
感情的になって相手にぶつけてしまうのは
自分の中でどう処理していいか分からないから、相手に自分の感情処理を委ねてしまっている状態なんですよね。
ですから自分の中で感情を取り扱えられるようになれば、感情に振り回されることもなくなりますし
仮に強い感情が出てきたとしても、どう処理していいのかを冷静に判断することができてくるので
感情のままに動いてしまうことをかなり減らしていくことができると思います。
不安が爆発する自分から抜け出したい人は、いつでもご相談ください(^ ^)
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★編集後記
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過去の私も感情のコントロールができなくて、相当悩み、克服するまで苦労した一人です。
色々な取り組みの中でも、インナーチャイルドを癒していくことは克服が早く進んだ実感を得られました。
効果の実感には個人差がありますが、恋愛依存症や愛着問題を抱えていたり、機能不全家族の中で育った人にはお勧めの心理療法です。
私のカウンセリングでも取り入れてますが、インナーチャイルドを癒さないと克服できないというわけではないので
気になる人はカウンセリングの中でおっしゃってくださいね(^ ^)
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【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
2011年から心理カウンセラーとして、4700件以上(2022年現在)のカウンセリングを実施
主に愛着障害、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、心の傷や問題
親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。
過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。
■感情の付き合い方についてもっと詳しく知りたい人へ
●恋愛での感情の波がある方に知って欲しいコントロールするための方法
【目次】
⑴ 自分の感情との向き合い方
⑵ 感情的な自分との付き合い方
⑶ 激しい感情処理の方法について
⑷ 感情的になってしまう原因は?
⑸【おまけ】逆に、回避依存の人に感情をぶつけられた時の対処方法
